(VOVWORLD) - 8日、フィリピン外務省は声明を出し、4月3日、ベトナム漁船1隻が中国の巡視船の体当たりを受け沈没したほか、別の2隻が拿捕されたことに深い懸念を示しました。
また、「ベトナム東部海域(南シナ海)での平和と安定の維持は必至の課題であり、こうした事件はASEAN=東南アジア諸国連合と中国との関係を弱化させてしまう」と強調しました。
さらに、COC=海上行動規範の作成に関する討論会の前向きな精神に基づいて、関係各国はこうした事故を回避する必要があり、相違点や対立を対話を通じて解決すべきであるとしています。
そして、声明の中で、フィリピン側は昨年、フィリピンの漁船が中国の漁船に衝突され、沈没した事件で、乗組員は付近を航行していたベトナムの船舶に全員が無事に、救助されたことを振り返った際、ベトナムの行動に感謝するとともに、この声明はベトナムとの団結を示すものであると明らかにしました。