2日夜、ホーチミン市で、グェン・スアン・フック首相はADB=アジア開発銀行のスティーブン・グロフ副総裁と会見しました。
席上、フック首相は「ベトナムは常に、ADBとの協力強化を重視している」と強調すると共に、ADBがベトナムの2016年~2020年期の国家パートナー戦略の枠内にある各プロジェクトに対し年間およそ10億ドルを拠出することに感謝しました。また、フック首相は、ADBが引き続きベトナム経済の状況と展望に対し前向きな評価を下したことを歓迎しすると同時に、「ベトナム政府は、マクロ経済の安定を堅持し、慎重かつ柔軟な方法で金融政策を管理し、投資環境の改善、インフラ整備、環境保全を強化してゆく」と強調しました。
一方、スティーブン・グロフ副総裁は経済再構築、経済成長の刷新、及び世界経済への参入に向けたベトナム政府の方策を高く評価すると同時に、「ADBはマクロ経済の安定化、インフレ抑制、経済成長維持などの目標を達成するためにベトナムと緊密に連携してゆく」と公約しました。
他方、同日、フック首相は、イギリスのエコノミスト誌のアジア太平洋地域担当のチャールズ・ゴダード氏と会見しました。席上、フック首相は対外経済会議2016の開催を目指すエコノミスト誌とベトナム外務省の努力を高く評価すると共に、この会議は国際企業共同体へのベトナム経済のPRに積極的に寄与してゆくとの確信を表明しました。