ベトナム時間の23日午後、カンボジアのシェムリアップで、CLV9=カンボジア、ラオス、ベトナム開発三角地帯の第9回首脳会議が開幕しました。
開会式で、グエン・スアン・フック首相は演説に立ち、主催国の周到な準備を高く評価するとともに、「地域と世界経済が複雑に推移しているにもかかわらず、ベトナム、カンボジア、ラオス3カ国はマクロ経済の安定化や投資誘致の促進、国際社会における地位向上が図られた」と強調しました。フック首相は次のように語っています。
(テープ)
「ASEAN経済共同体の構築につれ、カンボジア、ラオス、ベトナムの友好と全面的な協力関係が緊密化されています。私たちは地域の共通の試練を乗り越え、新たなチャンスを掴むとともに、利益を分かち合っています。ベトナムは開発三角地帯、ひいては地域のさらなる発展に尽力する一方、ラオス、及びカンボジアとともに3カ国の協力方向を定めます。」
一方、カンボジアのフンセン首相は三角地帯のインフラ整備や観光、貿易、農業発展、人身売買と麻薬密輸密売の防止における3カ国の効果的な協力を高く評価しました。他方、ラオスのトンルーン首相はこれまで、三角地帯は安定的な発展をとげ、国境検問所がアップグレードされるとともに、住民の生活水準の改善が図られたと強調しました。