フック首相:ベトナムは平和、自衛という国防路線を堅持する
28日、海軍部隊司令部所属潜水艦19号旅団の軍港で、キロ型潜水艦636型2席の国旗掲揚式が行なわれました。これはベトナムとロシアが2009年に締結した契約により建造された潜水艦6隻の最後のものです。式典で、グェン・スアン・フック首相は「海軍部隊にキロ型潜水艦636型を提供することは海上における国防能力の向上を目指すベトナムの共産党と政府の戦略的ビションを示し、ベトナム海軍部隊の能力を地域と世界各国に接近させるためのものである」と強調しました。
また、海軍を始め、ベトナム人民軍がベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題解決に対するベトナム共産党と政府の主張を厳格に実現するよう求めました。具体的には、ベトナムは1982年の国連海洋法を始め、国際法を基礎に、ベトナム東部海域の紛争を平和的措置で解決するということを主張しています。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは平和、自衛という国防路線を堅持しています。潜水艦の配備を始め、軍隊の近代化は海洋に面している国の主権を守るためのもので、軍拡競争のものではありません。海軍部隊のそれぞれの幹部や兵士は海と島の領有権を守るため、全力を尽くさなければなりません」
この前に、海軍部隊司令部所属潜水艦19号旅団はキロ型潜水艦636型4隻を受け取りました。