先頃、グェン・スアン・フック首相は中部で発生している豪雨による洪水被害の克服とまもなくベトナムに到達する台風21号(アジア名:サリカー)との緊急対応に関して、公文書を出しました。公文書は「向こう2日間、台風サリカーはベトナム本土を襲う可能性がある。その他、西太平洋に台風22号(アジア名:ハイマー)が進んでおり、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)に直接影響を与える可能性がある」と明らかにしました。
フック首相は「洪水被害の克服、台風に備え、ゲアン省からトゥアティエンフエ省までの中部一帯は洪水により発生している行方不明者の捜索、食糧・食品の支援、診療所、学校、道路などのインフラ整備の復旧、生産活動を復活するため、力を入れる」よう求めました。
また、フック首相は「自然災害防止指導委員会は台風、洪水の動きを見守り、各部門や機関の対応を指導すると共に、首相に対し、適時に報告する」よう要請しました。
ハティン省、クアンビン省、トゥアティエンフエ省など中部で発生した甚大な洪水被害を前に、ベトナム祖国戦線中央委員会はハティン省、クアンビン省に10億ベトナムドン(約500万円)を、公安省は7億ドン(約350万円)を支援しました。