フック首相、日本の大手グループの指導者らと意見交換会
(VOVWORLD) -1日午前、東京都で、日本を訪問中のグエン・スアン・フック首相は、日本の金融、エネルギー、建設、機械製造業、ロジステック、ハイテクなどの分野で活躍する大手グループ、企業の指導者らと意見交換会を行いました。
意見交換会の様子=VGP/Quang Hiếu |
席上、フック首相は、「こうした意見交換会は、各企業が関心を寄せている問題の解決に寄与しており、日本の投資家に効果をもたらす。ですから、ベトナムは、常に、企業フォーラム、意見交換会を開催することになる。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは、14件のFTA=自由貿易協定を締結したことで、世界経済への参入を推進しています。特に、ベトナムと日本はともに、CPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定に加盟しています。ベトナムと欧州連合は自由貿易協定に調印したばかりです。今年中に、ベトナムは16カ国からなる東アジア地域の包括的経済連携の締結に向けて、日本側と討論します。これは、日本にとって重要なチャンスであると思います。日本はベトナムの重要な戦略的パートナーであることから、日本に対し、ベトナムにおいて環境に優しい投資プロジェクトや、質の高いインフラ整備、ハイテク移転、省エネルギー、再生可能なエネルギーに関するプロジェクトなどを実現するよう奨励します。」
一方、トヨタ、キヤノン、郵船 ロジスティクス、双日などの代表は、ベトナム政府が常日頃から、日本を含む各国企業との対話を開催したことを高く評価しました。また、裾野産業や、環境保護に繋がる電力エネルギー開発、港湾インフラ整備、交通、税関、関税、国営企業の株式化などについて意見を述べました。