ビン副首相（左）と「ルクセンブルク・フォー・ファイナンス」のトム・テオボルド会長　 （写真：VGP）

これらの席で、ビン副首相は、ホーチミン市とダナンに２つの金融センターを設立するというベトナムの主要方針を通知するとともに ルクセンブルクの企業や専門家が、ベトナムの金融センター設立に必要な経験、知識、情報を共有してほしいとの希望を表明しました。

さらに、ビン副首相は、「ルクセンブルク・フォー・ファイナンス」組織の1400以上の会員である投資家、銀行、ファンド、保険会社に対し、ベトナムへの投資を呼びかけたうえでベトナムに進出するルクセンブルク企業にあらゆる有利な条件を提示することを強調しました。

一方、「ルクセンブルク・フォー・ファイナンス」のトム・テオボルド会長は、近年のベトナムの急速な発展を高く評価したほか、「ルクセンブルク・フォー・ファイナンス」組織を含めた関連企業が、体制や法的枠組み、公共民間協力の仕組みなど国際金融センターの設立と運営に関する経験を共有する用意があると明らかにしました。

また、ルクセンブルクの企業は、ベトナム経済の発展の潜在力に対する信頼を表明するとともに、国際金融センターの設立と運営に参加したいとし、既存の合意や協力を基に、両国は新たな分野における協力をさらに強化していくことを期待するとしました。