20日、ハノイで行われた定例記者会見で、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は、外国の商品を第3国へ輸出するため、ベトナムの商品を装うという問題について、「ベトナム政府は、不正貿易に断固として対応する」と述べました。また、ベトナム税関総局は、この不正貿易に対応するための具体的な措置を展開していると明らかにしました。

また、この間、ベトナム東部海域（南シナ海）にあるホアンサ諸島の周辺で、ベトナムの漁船が中国の公船に漁具などを没収された事件について、ハン報道官は、「ベトナムは、ホアンサとチュオンサの両群島に対する領有権を証明する歴史的かつ法的証拠を十分に持っている。中国公船のこの行動は、ベトナムの領有権を深刻に侵犯し、ベトナムと中国が達成した海上問題解決の基本的な指導原則に違反している。ベトナムは中国に対し、ベトナムの漁民に賠償し、同様の事件が起きないようにするよう求めている」と強調しました。