(VOVWORLD) -24日、インドの首都ニューデリーで、開催中の第46回世界遺産委員会で、世界遺産委員会の委員長は決定を可決し、世界遺産「タンロン王城遺跡」の研究・保存・開発・方向性・ビジョンに関するベトナムの提案に正式に同意しました。
世界遺産委員会は、遺産が2010年に登録されて以来、自らのあらゆる公約の履行においてベトナムが収めてきた成果を高く評価しました。
外務省のハー・キム・ゴック次官によりますと、世界遺産委員会のメンバーは、世界遺産センターとの協力におけるベトナムの真剣さや責任感を高く評価しました。
世界遺産センターのラザール・エルンドゥ・アソモセンター長は「世界遺産「タンロン王城遺跡」の価値の保存・発揮に関する資料はベトナムだけでなく世界にとって、重要な意義を持っている」と強調するとともに、「これは加盟国とユネスコおよび顧問機関との協力のモデルであり、世界遺産保護の典型的な例でもある」と明らかにしました。
なお、ハノイ市内中心部に位置する世界遺産「タンロン王城遺跡」は2002年に発掘が開始された遺跡群です。11世紀から18世紀までベトナムの諸王朝の都が置かれた場所で、ハノイ、ならびにベトナムの歴史を物語る重要な遺跡であるとしています。