ベトナム 国連拷問等禁止条約の履行で人権保障を強化
(VOVWORLD) - ベトナムの公安省は11日、国連開発計画と共同で、人権に配慮した取り調べ手法に関するセミナーを開きました。
国連開発計画の代表 |
セミナーでは「メンデス原則」と呼ばれる効果的な取り調べの国際基準が紹介されました。この原則は、自発性の尊重、信頼関係の構築、情報の正確性の確保という3つの柱で構成されています。
参加者は、東南アジア各国での実践例を参考にしながら、ベトナムの実情に合わせた適用方法について議論しました。
メンデス原則を適切に導入することで、捜査の効率性が向上するだけでなく、客観性と透明性が確保され、人権に関する国際的な約束の履行にもつながるとの意見が出されました。
今回のセミナーでの議論は、今後ベトナムが政策を改善し、この原則を導入する際の重要な参考資料となる見通しです。
この取り組みは、ベトナムが国連拷問等禁止条約を履行し、人権保障を強化する姿勢を示すものとして注目されています。