ベトナム首相 ロシア原子力企業トップと原子力協力で会談
(VOVWORLD) - ベトナムのファム・ミン・チン首相は11日、ロシアの国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ総裁と電話会談し、原子力分野での協力について協議しました。
会談の様子 |
会談でチン首相は、両国がこれまで様々なレベルで積極的に対話を重ねてきたことを評価しました。その上で、ベトナムの発展に向けて協力プロジェクトを早期に実施する決意を改めて確認しました。
両者は、ベトナムの原子力産業発展に関する具体的な内容について協議し、関係機関が協力プログラムや計画、合意を完成させ、早期に署名・実施できるよう指示することで一致しました。
チン首相は、原子力研究センターの建設や人材育成への支援を要請しました。さらに、核医学や放射線照射など、国民生活に役立つ分野での協力も求めました。
これに対しリハチョフ総裁は、技術移転を行い、原子力製品の現地化を進めるとともに、ベトナムの原子力科学と産業の発展を支援すると表明しました。全て平和目的での原子力エネルギー利用を目指すものです。
ロスアトムは近く作業団をベトナムに派遣し、協力内容を速やかに実施していく方針を示しました。