ベトナム、WTO漁業補助金協定を批准

(VOVWORLD) -この決定的な行動により、協定を批准した加盟国は合計111カ国となり、この文書が世界的に正式に発効するために必要な最小数に達しました。
9月15日、ベトナムはスイスの世界貿易機関(WTO)本部で漁業補助金協定(Fish 1)の批准書を寄託しました。この決定的な行動により、協定を批准した加盟国は合計111カ国となり、この文書が世界的に正式に発効するために必要な最小数に達しました。ベトナムはブラジル、ケニア、トンガとともに、この重要な協定を「発効」させた最後の4カ国の一つであることを誇りにしています。
ジュネーブで開催されたWTO総会特別会合で、ベトナムのジュネーブ代表団団長を務めるマイ・ファン・ズン大使は、ベトナム国家を代表して批准書を寄託しました。この出来事は、国際社会における信頼にたる責任あるパートナーとしてのベトナムの威信と地位を高めるだけでなく、違法・無報告・無規制(IUU)漁業との戦いにおいて協調していくという強い決意を示すものです。
IUU漁業は、ベトナムの主要な水産物輸出市場にとって極めて重要な問題となっています。
漁業補助金協定は、20年以上にわたる厳しい交渉を経て、2022年にジュネーブで開催された第12回WTO閣僚会議で採択されました。これは、海洋環境の保護と持続可能な漁業の発展に焦点を当てたWTO初の多国間協定です。同協定は、IUU活動に対する補助金や、枯渇した魚群に対する補助金、管轄外の公海での漁業に対する補助金を排除する拘束力のある規則を定めています。

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