(VOVWORLD) - 合意内容によりますと、両社は初期容量約2.3GWの洋上風力発電所を共同で開発し、高電圧海底ケーブルを通じて電力をシンガポールに直接輸出するとしています。
(写真:Tất Đạt/TTXVN) |
シンガポールで開催中のシンガポール国際エネルギー・ウィーク(SIEW)2023にあたり、シンガポールのエネルギー市場監督庁(EMA)は、同国のセムコープ・インダストリーズ(Sembcorp Industries)の子会社であるセムコープ・ユーティリティーズ(Sembcorp Utilities、SCU)に対して、ベトナムからの低炭素電力1.2GWの輸入を条件付きで承認したと発表しました。
セムコープ・ユーティリティーズの提案によりますと、輸入する電力はペトロベトナム・テクニカル・サービス(Petrovietnam Technical Services Corporation)との協力により開発する洋上風力発電などによるもので、全長約1000キロメートルの新たな海底ケーブルを通じてベトナムからシンガポールまで送電される予定です。
合意内容によりますと、両社は初期容量約2.3GWの洋上風力発電所を共同で開発し、高電圧海底ケーブルを通じて電力をシンガポールに直接輸出するとしています。
セムコープ・ユーティリティーズは、順調にいけば、これらの風力発電所は2033年以降に稼働できるとの期待を示しました。