(VOVWORLD) -14日午前、国防省の本部で、ベトナム人民軍のグエン・タン・クオン総参謀長の主催の下、8月13日から16日にかけてベトナムを公式訪問中のマレーシア国防司令官のTan Sri Datuk Seri Mohammad bin Ab Rahman 氏率いる同国の国防省代表団の歓迎式が盛大に行なわれました。
(写真:dangcongsan.vn) |
歓迎式典の後、両氏は会談を行ないました。
会談で、クオン総参謀長は、「昨年12月にマレーシア国防大臣によるベトナム訪問にあたり調印された両国間の国防に関する協力覚書に基づき、この間、両側は軍事や国防に関する協力推進を重視しており、双方関係をより実質的かつ効果的に発展していく」と明らかにするとともに、「両国の戦略的パートナーシップに沿って国防協力を強化させる余地は非常に大きいものがある」と強調しました。
また、クオン総参謀長は、双方に対し国防協力を新たな発展段階に促進するよう要請するとともに、今後も両国があらゆるレベルの代表団の往来、国連の平和維持活動、軍医、防衛産業、救難救助などの分野を中心に、高級代表団の交換、協力メカニズムの維持で協力し合うよう提案した上で、双方に対し、ASEAN=東南アジア諸国連合国防相会議(ADMM)をはじめ、多国間場裏と国際組織で協力を強化し、互いに支持し合うよう訴えました。
一方、Tan Sri Datuk Seri Mohammad bin Ab Rahman氏は「今回のベトナム訪問は、両国が非伝統的安全保障の課題の解決における協力強化の継続を目指し共通の見解を共有するための機会である」と強調するとともに、「世界情勢が複雑に推移している背景の中で各国は地域と国際問題における相互協力をより実践的かつ効果的に推進するため、力を合わせる必要がある」と明らかにしました。