(VOVWORLD) - メーデーにあたり、5月1日パリで行われたデモ行進には、ベトナムの枯葉剤問題に関しフランス人の認識向上を目指す「コレクティフ・ベトナム・ダイオキシン」という組織のメンバーが多数参加しました。
枯葉剤の被害を受けた子ども |
デモで、同組織のメンバーらは、「枯葉剤は被害をもたらし続けている」との文字入りのTシャツを着用して、アメリカ軍がベトナム戦争で散布した枯葉剤の被害克服事業への参加を呼びかけるスローガンを掲げ行進しました。
また、フランスの人々に枯葉剤の被害を知ってもらうためのビラも配布しました。ビラで印刷された枯葉剤被害者の写真は見る人にショックを与え、その中の多くの人たちは、枯葉剤を生産したアメリカの化学製薬会社宛にベトナム人被害者への賠償を求める提案書に署名しました。
なお、「コレクティフ・ベトナム・ダイオキシン」は、フランス在留ベトナム人の各組織、及び、フランスのベトナム関連団体からなる組織で、長年ベトナムの枯葉剤被害者への支援事業に積極的に参加しています。