会合には、ベトナム共産党中央委員会のトー・ラム書記長とカンボジア人民党党首兼上院議長のフン・セン氏が共同議長として出席しました。この会合は、新たな時代において、両国の良好な善隣、伝統的友好、全面的協力、長期的安定という方針に沿った関係をさらに強化するための重要な節目となりました。

会合の様子（写真：Thống Nhất/TTXVN）

席上、トー・ラム書記長とフン・セン党首はそれぞれの党と国の状況について報告し、地域と世界情勢、共通の関心事項について意見交換を行うとともに、これまでの両国の協力成果を評価し、今後の協力方向性について合意しました。

両首脳は、両党と両国の関係の発展方向性を定めるために、政治的な結びつきをより一層強化し、指導者間の関係を深めることの重要性を確認しました。そして、両国の高級指導者が達成した合意を確実に実施し、防衛・安全保障分野での協力をさらに強化するとともに、経済、貿易、文化、教育、観光などの分野での連携を拡大することで合意しました。また、両国の党、国会、政府、祖国戦線、大衆組織、地方の間の効果的かつ実質的な協力を推進するでも一致しました。

さらに、会合にはベトナムのファム・ミン・チン首相とカンボジアのフン・マネット首相が同席し、両党と両国の包括的かつ深い関係の強化に関するトー・ラム書記長とフン・セン党首の評価・方向性に賛同しました。

両首相は、特にベトナム・カンボジアの経済連携の促進、およびベトナム・カンボジア・ラオスの三か国経済圏の連携強化など、今後、優先的に取り組むべき主要課題について合意しました。