3日、第136回IPU=列国議会同盟の全体会議で、「不平等の解決、人々の品格と社会安全保障の確保」をテーマにした討論会が行なわれました。席上、ベトナムのトン・ティ・フオン国会副議長はスピーチを発表しました。
その中で、不平等の改善や人々の品格と社会安全保障の確保を目指す8つの具体的な措置を提出し、国連の役割の向上、国内と各国間の不平等の軽減に関する国連の第10ミレニアム目標の実施、非伝統的安全保障問題への対応を目指す地域のネットワークづくり、国家運営能力の向上などが含まれています。
また、発展途上国に対する先進国の支援や、経済、文化、社会の持続的な発展を目指す技術移転を呼びかけるとともに、平等と不平等の評価基準の設定、政府に対する各国議会の立法能力の向上や政府に対する監視の強化などを訴えました。さらに、IPUと国連との協力体制を発揮し、不平等の軽減や不平等の改善に関する宣伝を促進する必要があるとしています。