ホーチミン市、IUU漁業対策強化とハイテク海面養殖の推進へ
(VOVWORLD) - 15日、ホーチミン市の水産協会は、2025~2030年任期の第1回大会を開催しました。
2025~2030年任期の執行部を発足させるホーチミン市水産協会(写真:Lê Bình/nongnghiepmoitruong.vn) |
協会は今任期で11の重点課題を掲げ、その中でも会員数と質の向上を最優先に位置づけます。また、生産能力の向上や内需拡大、不公正競争の抑制など、実効性の高い支援プログラムも重点的に進め、漁業者や企業の正当な権益を守る役割を強調しました。また、沿岸漁船の削減や持続可能な漁業への転換を会員に働きかけていく方針です。
海洋経済の発展と領土主権の確保に関して、同協会は会員に対し、漁業チームや海上でのロジスティクス支援活動への参加を奨励し、漁獲効率の向上と領海保全の双方に寄与していく考えを示しました。
IUU違法・無報告・無規制漁業対策では、漁業局や漁業監視機関などと連携し、会員への周知、監視、支援を強化する一方、国際基準の遵守を徹底する取り組みを引き続き進めます。
養殖分野では、近代的な海面いけすやRAS循環型水産養殖システムなど、先端技術を活用した産業型海面養殖モデルの普及を促進し、ASC、GlobalGAP、VietGAP、MSCなど各種基準に適合した養殖エリアの整備も後押ししていく方針です。