世界各国、中国に引き続き反発


中国がベトナム領海を侵犯し、ベトナムの船舶にぶつかったり放水したりして、海上の緊張を引き起こしていることに対して、世界各国は引き続き、反対の声を上げています。

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国連事務総長が当事者に自制を呼びかける(写真:AFP)

ベトナムを訪問中のフランス上院のTeam claude peyromelt議員はベトナム人民軍のボー・バン・トゥアン副参謀総長と会見した際、この問題をめぐるベトナムの立場に賛同し、「1982年国連海洋法条約に沿って、平和対話を通じて解決すべきである」と強調しました。

9日、EU=欧州連合は深い懸念を示しています。EUのアシュトン上級代表のセバスチャン・ブラバント副報道官はVOV=ベトナムの声放送局のインタビューに答えた祭、「EUは中国の石油リグを巡るベトナムと中国との問題に深く懸念している」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「当事者に国連海洋法条約をはじめ国際法に合致する平和的な解決策を模索するよう求めます。また、航海の自由と安全を確保するよう要請します。当事者が自制して、地域の平和、安定に悪影響を与える行動をしないよう呼びかけます」

一方、アセアン諸国も深い懸念を示しています。9日、ミャンマーで開催中のアセアン首脳会合と関連各会議に出席している高官らは「これは地域の平和や安定、航海の安全、自由にマイナス影響を与える」とした上で、当事者に対し、国際法や、DOC行動宣言などを徹底的に遵守するよう要請しました。また、「COC=海上行動規範を早期に作成する必要がある」との見解を示しています。

さらに、ファルハン・ハク(Farhan Haq)国連報道官によりますと、パン・ギムン国連事務総長も深く懸念しています。パン事務総長は当事者に対し、自制して国連海洋法条約をはじめ国際法に合致する平和的な方法で問題を解決するよう要請しているとしています。

同日、インド外務省は声明を出し、その中で、「インドはベトナム東部海域いわゆる南シナ海での状況について深く懸念している。平和、安定、発展の維持は国際社会にとって死活問題であるため、当事者は自制して、平和的な方法で問題を解決する必要がある」と強調しました。

アメリカ上院の議員グループも声明を出し、中国がベトナム東部海域で緊張を引き起こしていることを非難した上で、「中国の挑発的行動に具体的なメッセージを送る必要がある」と訴えています。

こうした中、世界各国の科学者も「中国の行動は国際法に違反し、政治的な意図がある」と批判しています。

アメリカのマサチューセッツ工科大学のテイラー・フラベル教授は「中国の石油リグが設置された海域で高いハイドロカーボン埋蔵量があることを証明する基礎がまだない中、中国がリグ設置のために約10億ドルを費やしていることから見れば、この行動は中国がベトナム東部海域に対する主権を一方的に主張・行使するためであるといえる」と指摘しています。また、「中国がリグを設置した海域はベトナムの排他的経済水域や大陸棚に属する」と再度確認しました。

日本のエネルギー戦略研究会の金子熊夫会長もフラベル教授の意見に賛同し、「中国がベトナム東部海域や東シナ海のほぼ全域に対する主権を主張することは受入れられない」と語りました。

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