日本防衛省は、中国海軍の情報収集艦1隻が、千葉県の房総半島沖の公海上で往復を繰り返したあと伊豆諸島沖を通過したのを確認したと発表しました。
(写真:VTC)
航行が確認されたのは排水量およそ6000トンの中国海軍の情報収集艦1隻で、今月23日の午後3時半ごろ、千葉県の房総半島の南東沖の公海上を北東に向け航行しているのを海上自衛隊の哨戒機が発見しました。
この艦艇は、その後、26日にかけて、房総半島から44キロ沖合の日本の接続水域の近くを、北東方向や南西方向に往復を繰り返しながら航行したあと、伊豆諸島の三宅島と八丈島の間の公海上を南西に向けて通過し、房総半島沖を離れたということです。
日本の領海への侵入はありませんでした。 今回の艦艇は、ことし11月、沖縄県の尖閣諸島沖の公海上を往復しながら航行したのと同じタイプの情報収集艦とみられ、防衛省が、今回の航行の目的について分析を進めています。