(VOVWORLD) -フランスで変異ウイルス「デルタ株」への懸念から、飲食店に入る際にいわゆる「ワクチンパスポート」の提示を義務付ける規制強化策が打ち出されました。
(写真:Le Monde) |
フランスのマクロン大統領は12日、8月上旬からカフェやレストラン、飛行機などの利用に際し、ワクチン接種の完了や陰性証明の提示を義務化すると発表しました。
また、医療従事者や介護職員などに対し、9月15日までにワクチンを接種するよう命じました。従わない人は仕事を続けられなくなるとしています。
ワクチンの未接種者への圧力を強める背景には、感染力が強いデルタ株への懸念があります。
マクロン大統領はデルタ株感染拡大の影響の一例として東京オリンピックの無観客開催についても触れ、今、行動を起こす必要性を訴えました。