【パリ=作田総輝】パリ南郊のオルリー空港で兵士から銃を奪った男が射殺された事件で、フランス検察当局は18日、記者会見し、男が襲撃時に「アラー(神)のために死ぬ」と叫んでいたことを明らかにしました。イスラム過激思想を背景としたテロ事件の可能性があるとみて捜査していました。
(写真:EPA/TTXVN)
検察当局によりますと、男はパリ近郊に住むフランス人のジエド・ベンベルガセム容疑者(39)でした。空港襲撃事件の1時間半前に、パリ北郊で検問中の警察官に発砲し、軽傷を負わせた疑いも持たれています。
ベンベルガセム容疑者は過去に強盗などの罪で服役したことがあります。刑務所内でイスラム過激派の影響を受けたとみられています。