9日、南スーダンで政府軍が反乱軍が制圧している北部ユニティ州の州都ベンチウに迫り、多数の避難民が新たに発生しました。反乱軍との間で大規模な戦闘が発生する可能性があり、さらに混乱が拡大する恐れもあります。

地元独立系ラジオによりますと、多数の市民が国連南スーダン派遣団の施設や草原などに逃げています。避難先の国連施設を出て町を抜け出す人も見られるということです。
政府軍と反乱軍の戦闘は、キール大統領の出身民族ディンカ人と、反乱軍を率いるマシャール前副大統領の出身民族ヌエル人との民族対立にも発展しています。英BBCによりますと、ベンチウの国連施設には、先月下旬の反乱軍の制圧時、攻撃を恐れてディンカ人が逃げ込 んだが、政府軍の本格作戦を前にヌエル人が押し寄せています。
南スーダンでは、先月15日以降、民族間の対立を背景にキール大統領派とマシャール前副大統領派が各地で激しい戦闘を続けて、国連によりますと、これまでに1000人以上が死亡し、およそ20万人が避難生活を強いられています。