10日、 ベトナム歴史科学協会は声明を発表し、中国がベトナムの排他的経済水域にリグを搬入すると同時に、ベトナムの当局者と巡回船を脅迫していることを強く糾弾しました。

中国大使館前の抗議デモ (写真:Quy Doan)
声明の中で、「中国のこうした行為はベトナムの領有権と領土保全を深刻に侵犯し、ベトナムの排他的経済水域を侵害した。また、これは2002年に中国とASEAN諸国の指導者が署名したDOC= 海上行動宣言にも違反し、ベトナムと中国の指導者が繰り返してきた公約を無視するものである」としています。
さらに「中国側のこの危険な行動はベトナム東部海域での航海の安全保障と東南アジア諸国、ひいては、世界各国の利益に悪影響を及ぼしている」と強調したうえで、中国に対し、海上の平和、安定、航海の安全保障を取り戻すために1982年国連海洋法条約とDOCに従って、ベトナムの海域から石油リグと船舶を直ちに撤去するよう求めました。
他方、同日、ベトナム仏教協会も中国側に対し、ベトナムの海域からリグを直ちに撤去することを要求しています。同日夜、行われた記者会見で、国連ウェーサーカ祭2014組織委員会の事務局長を務めたティック・ドゥク・ティエン和上は「ベトナム仏教協会は各国の仏教聖職者、信者、平和愛好者に対し、中国の謝った行為に反対する声を上げるよう求める」と強調しました。
こうした中、10日、 ベトナムジャーナリスト協会のトゥアン・ヒュ会長は中国ジャーナリスト協会の議長に書簡を送り、中国が一方的にベトナムの海域にリグや数多くの船舶を搬入 したことに反発するとともに、中国に対し、ベトナム海域で行っている違法な活動を中止し、リグや護衛船などを撤去するよう求めました。
同日、ホーチミン市の法律家協会は抗議デモを行い、知識人や宗教の聖職者、芸術家、学生、青年など合わせて1000人が参加しました。ゴーバップ県の住民ファム・ドゥク・ロックさんは次のように話しました。
(テープ) Loc
「報道機関を通じて、中国がわが国の領海にリグを搬入したことを知り、怒っています。私たちは国を愛して、祖国の防衛に力を尽くします。こうした抗議デモに参加することで、愛国精神を表したいのです。」
ホーチミン市の法律家協会は声明を出し、中国に対し、ベトナムと中国の指導者が達成した「ベトナム東部海域いわゆる南シナ海での紛争の解決」に関する合意を遵守し、こうした行為を繰り返さないよう求めています。
そして、ダナン市の法律家協会のグエン・トゥアン副会長は次のような見解を示しています。
(テープ) Thuan
「中国はベトナムの大陸棚にリグを搬入しましたが、これは国連海洋法条約に対する甚だしい違反となっています。ある国は他国にリグを搬入してはいけません。」