
(写真:ロイター)
キューバから朝鮮民主主義人民共和国に向かっていた貨物船に、ミサイル関連の部品などが積まれていた問題で、国連安全保障理事会の専門家のチームが貨物船が拿捕(だほ)されたパナマに入り、朝鮮民主主義人民共和国への武器の輸出入を禁じた安保理決議に違反するかどうか、本格的な調査を始めました。
パナマの捜査当局は先月、キューバから朝鮮民主主義人民共和国に向かって、パナマ運河の近くを航行していた朝鮮民主主義人民共和国の貨物船「チョンチョンガン号」を臨検し、積み荷の中から旧ソビエト時代に製造された、戦闘機やミサイル関連の部品などを見つけ押収しました。キューバ政府と朝鮮民主主義人民共和国は「古くなった武器を朝鮮民主主義人民共和国で修理する予定だった」と説明していますが、パナマ政府は、船の乗組員35人を国の安全を脅かした容疑などで訴追するとともに朝鮮民主主義人民共和国への武器の輸出入を禁じた国連安保理決議に違反している可能性があるとして、国連に調査を要請していました。
これに基づいて、国連安保理の朝鮮民主主義人民共和国制裁委員会の専門家チームが13日、パナマで本格的な調査に乗り出し、押収された積み荷が保管されている、首都パナマシティー近郊の施設を訪れました。
一行は3日間にわたって貨物船と積み荷を詳しく調査した上で、制裁委員会に報告することになっています。
パナマ政府は13日、声明を発表し、調査に全面的に協力する姿勢を示すとともに、内外の関心に応えるため、できるだけ情報を開示していきたいとしています。