(VOVWORLD) -構成する193カ国のうち149カ国が賛成し、アメリカやイスラエルなど12カ国は反対し、19カ国は棄権しました。
国連総会は12日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘の無条件かつ恒久的な即時停戦と、イスラエルによる人道支援への制限を解除するように求める決議案を賛成多数で採択しました。構成する193カ国のうち149カ国が賛成し、アメリカやイスラエルなど12カ国は反対し、19カ国は棄権しました。
決議にはイスラム組織ハマスがガザで拘束している人質の解放、イスラエルが拘束しているパレスチナ人の人質の解放、イスラエル軍のガザからの完全撤退も要求しました。決議文ではイスラエルが「戦争の方法として民間人を飢餓状態に陥れ、人道支援へのアクセスを不当に拒否し、支援物資の供給やアクセスを故意に妨げている」とし、「民間人の生存に不可欠なものを奪うことを強く非難する」と糾弾したということです。
国連総会は2023年10月にガザでの人道的な即時停戦を求める決議案を121カ国の賛成で採択しました。23年12月にはガザでの人道的な即時停戦を求める決議案を153カ国の賛成で採択し、24年12月にも無条件で恒久的な即時停戦を158カ国の賛成で決議しました。(ロイター)