5月30日から6月1日にかけてシンガポールで開催されたシャングリラ対話に出席した際、フン・クアン・タイン国防大臣は日本やアメリカ、ニュージーランド、シンガポール、フランス、イギリス、オーストラリアなど多くの国の国防大臣と個別会見を行いました。
越米両国国防相(写真:GTVT)
一方、グエン・チー・ビン国防次官もロシア国防次官や、アメリカのマーチン・デンプシー統合参謀本部議長らと会見しました。
タイン大臣とビン次官によりますと、これらの席で、各国は、中国の違法行動により緊張が増した海上問題や、ベトナムとの国防協力強化策や、国防ホットラインの設置などについて話し合いました。
また、各国は、ベトナムがPKO=国連平和維持活動に参加することを歓迎した上で、この分野でベトナムと経験を交換する用意があるということです。
さらに、各国はベトナムが国防分野の国際社会への参入を促進し、ADMM=アセアン国防相会議や、ADMMプラス=アセアン国防相拡大会議などの活動に積極的に寄与していることを高く評価しています。
特に、日本や、アメリカはベトナム海上警察を支援する意向を表明したとしています。