まず文化ニュースからお伝えします。
*全国抗戦デー70周年を前にして、15日、ハノイ市内のホーチミン博物館で「ホーチミン主席・1946-1954年期の抗仏闘争道のり」という展示会が開幕しました。この展示会でホーチミン主席の呼びかけに応えるため、フランス軍との戦争の激しい歳月やディエンビエンフー勝利を描いた200点の写真や資料、現物が展示されています。ホーチミン博物館のブ・マイン・ハ館長は次のように語りました
「テープ」Ong Ha
「この展示会はホーチミン思想と平和に向かうというベトナム民族の憧れを表わす歴史的証です。抗仏闘争は9年間にわたり行なわれた結果、ベトナム軍が勝利を獲得しました」
*先頃、イギリス旅行ガイドブック「Rough Guides」はベトナムのハロン湾をアジアの最も印象的な10ヶ所の遺産リストに加えました。「Rough Guides」の評価によりますと、ハロン湾はフィリピンのコルディリェーラの棚田群とカンボジアのアンコール・ワットに次いで、3位となっています。
*今週、ハノイで、文化スポーツ観光省は第2回アセアン絵画とグラフィック・アート・コンクールの授与式を行ないました。今回、11の作品は受賞し、その中で、タイの画家プラウエン・ピアンチョンポさんによる「魂の奥」が一等賞に輝き、ベトナムの作品2点が2等賞、もう一点は奨励賞を獲得しました。また、14日から22日まで第2回アセアン絵画とグラフィック・アート展示会はハノイ市内にある美術博物館で開かれており、アセアン10カ国の138点の作品が展示されています。グラフィック・アート芸術評議会のレ・フィ・テエップ会長は次のように語りました
「テープ」Ong Huy tiep
「今回の展示会でベトナムはアイディア面でも造形面でもグには優美さが足りなかったが、今回の展示会で、他の国と比べて、負けていませんでした。」
*12日、ハノイで、ベトナム民間文芸協会が主催する2016年の民間文芸賞の授与式が行なわれました。式典で、一等2点、二等10点、三等24点が選ばれました。一等賞に選ばれた作品はゴー・バン・ズオンさんが執筆した「ドンズオン」という仏教学院・チャンパ芸術の一つの手法」という研究テーマです。内容はチャンパ芸術の一つの手法であるドンズオンの形成と存在を強調するものでした。もう一点の一等賞はキェウ・チュン・ソンさんと同僚らによる研究テーマで、ベトナムの少数民族・ムオン族の叙事詩「モームオン」の芸術上演です。この作品はムオン族の叙事詩の研究に新しい扉を開くものとされています。
*1397年に建設された湖王朝の城跡がユネスコ国連教育科学文化機関により世界文化遺産として認定されてからの5周年を記念する式典が行なわれました。なお、この5年間、この城跡がある中部タインホア省は城跡保存・発揮事業において大きな成果を収めてきました。
*15日夜、ホーチミン市で、第11回「世界各国の美味しい料理」という飲食フェスティバルが開幕しました。「多感覚の飲食芸術」をテーマとした今回の飲食フェスティバルには世界20カ国あまりからのレストランやホテルの120のブースが設けられています。15日から18日にかけて開催されているこの飲食フェスティバルに参加する入場者は世界の多くの国の特色ある料理を味わうことができます。今回の飲食フェスティバルの新しい点は名物を生産するベトナムの伝統的職業村を紹介するスペースが設置されているということです。
次にスポーツニュースです。
*先頃、東京で開かれた陸上競技選手権大会トヨタカップ2016で、ベトナムチーム6人は銀メダル一個、銅メダル3個を獲得しました。今年、8カ国からの40人の選手がこの大会にエントリーしました。
*先頃タイで開かれた東南アジア水泳選手権大会でベトナムチームはメダル39個を得て、総合で一位、インドネシアチームはメダル24個を獲得し、2位になりました。
*先頃、2016-2021任期のベトナムヨーガ連盟が設立されました。グェン・チョン・ロイ氏が同連盟の会長として選出されました。