新型コロナ ロシアでインド型(デルタ株)の感染拡大
(VOVWORLD) - ロシアでは、デルタ株と呼ばれるインドで最初に確認された変異ウイルスの感染が拡大し、ロシア政府によりますと、1日は1日当たりの感染者が2万3000人を超え、死者もこれまでで最も多い672人に上りました。
ロシア・モスクワの地下鉄に乗る人々(2021年6月27日撮影)=AFP
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第2の都市サンクトペテルブルクでは、6月からサッカーのヨーロッパ選手権が開催されていて、地元メディアは、マスクなしで通りに集まる人たちの様子などとともに、感染の拡大に拍車をかけたと伝えています。
プーチン大統領は、6月30日に行われた国民との対話イベントで、ヨーロッパ選手権の試合をロシアでも開催したことについて「国家としての義務を果たさなければならなかった」と述べ、理解を求めました。
一方、プーチン大統領は、ワクチン接種を義務化する方針は支持しないとしながらも「感染拡大を防ぐ唯一の方法はワクチンの接種だ」と述べました。
ロシアではワクチンに対する国民の不信感が根強く、2回の接種を終えた人は人口の12%ほどにとどまっていて、プーチン大統領は接種を強く促しています。(NHK)