旧暦1月9日にあたる2月5日午前、北部クァンニン省ドンチェウ町のグアバン寺で、2017年の新春祭りが開会し、旅行者と参拝者およそ数万人が参加しました。参拝者らは、バオダイ山にあるベトナム独特の仏教の一派チュクラム禅宗の創始者のチャン・ニャン・トン王の像に線香を手向けました。バオダイ山は、チャン・ニャン・トン王が1308年に修行し仏法を説く場所です。
ドンチェウ町人民委員会のハ・ハイ・ズォン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「グアバン寺での新春祭りは源へ向かう意義深い文化活動です。仏教の信者らがチャン・ニャン・トン王への敬意を表わすために、寺の風景を眺めながら線香を手向ける良い機会ともなります。」
一方、5日、ハノイ郊外にあるソンテイ町にあるカイグエン寺で、「2017年の安楽な春祭り」が始まりました。この寺のティック・ダオ・ティン大徳は「1万人の参拝者と旅行者は平和、団結メッセージを送るために『安楽な微笑み』プログラムに参加し、手を繋いだ」と明らかにしました。「安楽な新春祭り」の開催は今回で初めてですが、平和や、伝統的文化の保存、菜食を通じての健全なライフスタイルの宣伝などを目指すものです。
他方、北部山岳地帯ランソン省バンラン県にあるタンタイン寺で、「新春祭り」や、「タンタイン寺祭り」が開幕し、数千人が参加しました。開会式では、ランソン省の各少数民族独自の文化を紹介する文芸公演が行なわれました。開催期間中、ランソン省の文化遺産に関する展示会や、交流会、民間遊戯披露会が行なわれます。
同日、北部トゥエンクァン省ハムイエン県で、「ドンティエン祭り」と「田舎市場」という祭りが開かれました。毎年旧暦1月9日に開催されるこれらの祭りは豊作や、良い天候を祈るだけでなく、地元の農産物を紹介する良い機会ともなります。これらの祭りには民間遊戯や、水牛コンテスト、少数民族の笛コンテスト、民謡コンテスト、地元の特産品展示会などがあります。