(写真:AFP/TTXVN)
(NHK) 日ロ両政府は18日、ペルーで、経済産業省の片瀬経済産業審議官とロシア経済発展省のボスクレセンスキー次官が経済協力のプランについての今後の作業計画を取りまとめ、世耕ロシア経済分野協力担当大臣に報告しました。
作業計画は、日本政府がロシア側に提案した8項目の協力プランを具体化したもので、詳細は明らかになっていませんが、先進的な医療を受けられるよう、両国の医師や患者らを相互に派遣する仕組みを作るため、来月にも覚書を結ぶことや、LNG=液化天然ガスのプロジェクトや風力発電の導入を進めること、それに、両国の大学間の交流規模を来年秋にも倍増させることなどが盛り込まれています。
また、日ロ双方の企業どうしが優先的に進める30程度の協力案件についても、来月のプーチン大統領の日本訪問に向けて調整を加速することを確認しました。世耕大臣は作業計画を日本時間20日、ペルーで行われる安倍首相とプーチン大統領の首脳会談で報告することにしていて、日ロ両政府は詰めの協議を急ぐことにしています。