日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4か国とNATO＝北大西洋条約機構は、偽情報やサイバー対策など4分野で協力を強化する方向で調整に入りました。アメリカ・ワシントンでのNATO首脳会議に岸田文雄首相をはじめとする4か国の首脳が招待国として出席し、この合意を発表する予定です。偽情報対策の協議体を新設し、日本で初開催する方針も申し合わせる見込みです。複数の政府関係者が5日に明らかにしました。

関係者によりますと、協力の4分野は偽情報、サイバー対策、ウクライナ支援、新興技術です。

偽情報に関しては、ロシアのウクライナ侵攻や、中国による台湾周辺での軍事演習の際に大量に確認されており、「情報戦」に対処する上での連携が必要だと判断されました。（共同通信）