日本の赤澤経済再生相 アメリカへ出発 “トランプ関税”初交渉へ
(VOVWORLD) -日本の赤澤経済再生担当大臣は、アメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐる初めての交渉に臨むため、16日午前、羽田空港を出発しました。
赤澤経済再生担当大臣(写真:AP) |
これを前に記者団に対し、相手側と信頼関係を築き、双方の国益につながるような交渉を行いたいという考えを示しました。
アメリカの関税措置をめぐり赤澤経済再生担当大臣は、日本時間の17日に初めての日米交渉に臨む予定で、16日午前11時前、羽田空港を出発しました。
交渉の中では、日本が巨額の投資を通じてアメリカの経済や雇用に貢献していることを説明し、措置の見直しを強く求めるとともに、アメリカ側が要求する内容を丁寧に聴き取り、日本の国益を損ねない交渉分野を見極めていきたい考えです。
出発を前に赤澤大臣は、羽田空港で記者団に対し「自分でも驚くほどけさは落ち着いており、準備はできた。何がいちばん国益に資するのか、何がいちばん効果的かを考え抜き、しっかり国益を守る交渉をしていきたい」と述べました。そのうえで「交渉ごとは担当者どうしの信頼関係に結果が大きく左右されることがある。交渉相手のベッセント財務長官らと信頼関係をしっかり築き、日本とアメリカの双方の国益にとってウィンウィンの関係になるよう交渉したい」と述べました。(NHK)