(VOVWORLD) - 石破茂首相は、両国関係を維持・強化する方向性を共有し、個人的な信頼関係を構築したい考えです。
日本の石破茂首相と夫人の石破佳子氏、2025年6月16日、カナダ・アルバータ州カナナスキスで開催されるG7サミットに出席する(写真:REUTERS/Kevin Lamarque) |
日本の石破茂首相は17日午後(日本時間18日午前)、今月就任した韓国の李在明大統領とカナダ西部カナナスキスで初めて対面での首脳会談を行う予定です。日韓両政府が17日に発表しました。首相は、両国関係を維持・強化する方向性を共有し、個人的な信頼関係を構築したい考えです。
日韓関係は、罷免された尹錫悦前大統領の下で大きく改善してきました。革新系の李大統領は「実用外交」を掲げ、日韓関係を重視する立場を示していますが、これまで歴史や領土問題において日本に対し厳しい態度を取ってきた経緯があります。石破首相は会談において、日韓関係を安定的に発展させる重要性について認識のすり合わせを図りたい考えです。
両首脳はまた、朝鮮民主主義人民共和国とロシアの軍事的な結び付きの深化や、中国の覇権的な動向を受けた日米韓3カ国の安全保障協力についても意見を交わす見通しです。さらに、朝鮮による拉致問題の解決に向けた協力についても確認するとみられます。(時事通信)