日韓首脳、早期対面へ期待共有 初の電話会談、関係発展を確認

(VOVWORLD) - 石破首相は、李大統領の就任に祝意を伝えたうえで、「両国政府が築いてきた基盤に基づいて日韓関係をさらに前に進めたい」と強調しました。

日本の石破茂首相は9日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領とおよそ25分間、初の電話会談を行い、東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中で、日韓関係の安定的な発展を確認するとともに、アメリカを含む3か国の連携が重要だという認識で一致しました。両首脳は、対面会談の早期実現に向けた期待を共有しました。

石破首相は、李大統領の就任に祝意を伝えたうえで、「両国政府が築いてきた基盤に基づいて日韓関係をさらに前に進めたい」と強調しました。これに対して李大統領は「相互の国益の観点から未来の課題に共に対応し、共生できる方向を模索することを期待する」と応じました。

李大統領は、今月中旬にカナダで開かれる主要7か国首脳会議(G7サミット)に出席する予定で、両政府はこの機会に合わせて対面会談を調整しています。これについて韓国側は「両首脳は今後直接会い、関係発展をはじめ相互の関心事について踏み込んだ対話を交わすことにした」と発表しました。

石破首相はまた、日本人拉致問題を含む朝鮮民主主義人民共和国への対応について、「緊密に連携したい」との考えを示しました。両首脳は、今年が日韓の国交正常化60年の節目に当たることを踏まえ、今後も政府間の意思疎通を強化していくことを確認しました。(時事通信)

ご感想

他の情報