核廃絶求める署名を国連に 出発前に高校生平和大使が抱負語る
(VOVWORLD) -核兵器廃絶を求める署名を国連に届ける活動を行っている「高校生平和大使」が、出発を前に長崎市の鈴木市長を表敬訪問し、「頑張って集めた署名を市民の思いとあわせて届けたい」と抱負を述べました。
(写真:TTXVN) |
「高校生平和大使」は、高校生が全国各地で集めた核廃絶を求める1年分の署名を、スイス・ジュネーブにある国連ヨーロッパ本部に届ける活動を行っていて、ことしの出発を前に長崎県の平和大使など7人が、15日、長崎市の鈴木市長を表敬訪問しました。
この中で、平和大使の長崎東高校2年の津田凜さんは「全国のみんなと協力して今まで頑張って集めた署名を、市民の思いとあわせて届けたい」と抱負を述べました。
これに対し、鈴木市長は「皆さんの平和活動が世界への大きなメッセージになります。心から応援しています」と激励しました。
表敬訪問のあと、津田さんは「長崎と広島に原爆が落とされたことは知られていますが、後遺症や大切な人を亡くした苦しみは79年たっても続いていると伝えたい。これから核兵器が使われないようにするために、被爆者は思い出したくない過去を訴えてくれているので、今こそ私たちが行動しなければならないと強く訴えたい」と話していました。
高校生平和大使は18日に国連に向けて出発し、およそ9万6000筆の署名を提出するとともに、核廃絶を訴えるスピーチを行うことにしています。(NHK)