死者双方で1100人超に イスラエルはハマスに宣戦布告
(VOVWORLD) -イスラエルは8日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスから前例のない大規模な攻撃を受け、ハマスに宣戦布告しました。
(写真:ロイター) |
イスラエルとガザ双方の死者数は1100人を超えています。
ハマスは7日、イスラエル側に3000発超のロケット弾を発射しました。イスラエル領内に侵入した多数の戦闘員が民間人を射殺し、少なくとも100人の人質を取りました。
イスラエル側の死者は700人を超え、1973年にエジプトとシリアから攻撃を受けた第4次中東戦争以降で最多となっています。
一方、ガザ側の死者について、ガザ当局は少なくとも413人としています。
イスラエルは基本法第40条によりハマスに対して正式に宣戦布告。銃撃戦が続く中、イスラエル軍はガザ近郊地域の確保と人質救出、ガザ近郊の全地域から住民避難に努めました。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日、「長く困難な戦争に着手する。それを強いたのは残虐な攻撃を行ったハマスだ」とX(旧ツイッター)で表明。勝利するまで「中断」はしないと明言しました。(AFP)