
爆発現場(写真:AFP/TTXVN)
(NHK) イラクの首都、バグダッド近郊でイスラム過激派組織「イスラム国」が仕掛けたとみられる爆弾テロが相次ぎ、アメリカ軍が連日空爆を行っているにもかかわらず、「イスラム国」の攻勢は一段と強まっています。
バグダッド近郊では、「イスラム国」や「イスラム国」につながるグループによる犯行とみられる爆弾テロが連日起きていて、16日も3か所で車に仕掛けられた爆弾が爆発しました。現地の警察によりますと、この爆発で少なくとも18人が死亡、66人がけがをしました。爆発のあった場所は、いずれもイスラム教シーア派の住民が多く暮らす地域で、シーア派を敵視する「イスラム国」による犯行とみられています。
「イスラム国」は、バグダッドに隣接する西部のアンバール県でイラク軍の訓練所を制圧するなど、掌握地域を拡大しており、首都に迫る勢いを見せています。
一方、アメリカ軍は、15日と16日に「イスラム国」が攻勢を強めているトルコと国境を接するシリア北部の都市アイン・アルアラブの周辺で14回の空爆を行い「イスラム国」の施設などを破壊しました。
しかし、国防総省は、依然として、アイン・アルアラブが陥落するおそれがあるとしており、イラクとシリアの両国での連日の空爆にもかかわらず、「イスラム国」の攻撃の勢いは弱まっておらず、緊迫の度合いが増しています。