(VOVWORLD) -報告書の中で、ベトナムにおける新型コロナウイルス感染症の予防対策は先に言及された内容です。
ミン副首相 |
22日午前、ハノイで開催中の第15期国会第1回会議で、ファム・ビン・ミン副首相は、今年上半期の経済社会発展計画の実施状況、及び、下半期の経済社会発展計画の実施方策に関する報告を読み上げました。
報告書の中で、ベトナムにおける新型コロナウイルス感染症の予防対策は先に言及された内容です。これに基づき、新型コロナウイルス「第4波」は変異株「デルタ株」により、ベトナム北部のバクザン省、バクニン省、ハイズオン省、クアンニン省、ハノイ市に強い影響を与え、南部の重点的経済地域、メコンデルタ地域、特にホーチミン市に深刻な影響をもたらしています。
パンデミックが複雑に推移している中で、ベトナムの各レベルの指導者は、柔軟でかつ断固として指導してきました。また、ベトナムは、できる限り多くのワクチンを調達するために、様々な外交的方策を講じてきました。
ミン副首相は次のように語りました。
(テープ)
「政府は、国内外の同胞、特に新型コロナウイルスと闘う最前線に立つ医療従事者、公安、部隊を始め、各レベルの地方行政当局、企業共同体、政治・社会組織、団体が疫病対策に向けて常に団結し、心を合わせて、困難を克服してきたことに感謝し申し上げます。そして、新型コロナウイルス対策における各国や国際組織、国際友人の緊密な協力と貴重な支援にベトナム政府として感謝申し上げます。」
一方、今年下半期の主要な任務と方策について、政府の報告は、経済成長の維持と疫病対策という2重の目標の遂行に向けた決意を強調しました。その中でも、効果的な疫病対策は優先課題とされています。
(テープ)
「疫病の感染を抑制し、状況を早々に安定化させてゆきます。主体的な予防対策を集中的に講じており、ワクチン戦略を効果的に展開するとともに、疫病対策の厳守に向けた人々の意識を高めなければなりません。あらゆる状況に対応できるための方策やシナリオを主体的に準備します。当面、新型コロナウイルスが猛威を振るっているホーチミン市と幾つかの地方で疫病を一日も早く食い止めるために、力を注ぐ必要があります。」
政府の報告はさらに、「ワクチン戦略を効果的に実現するとともに、全国規模のワクチン接種キャンペーンを適宜で安全に行うことも重要だ。遅くとも2022年の上半期までに集団免疫を達成できるように努力してゆく」と強調しています。