移民希望者の第三国移送を公約へ 欧州議会最大会派

(VOVWORLD) -欧州議会の最大会派である中道右派の「欧州人民党(EPP)」は6、7両日にルーマニア・ブカレストで開く党大会で、移民希望者の第三国への移送計画を6月の欧州議会選に向けたマニフェスト(公約)に盛り込むことを承認する見通しです。
移民希望者の第三国移送を公約へ 欧州議会最大会派 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN )
計画では、欧州連合(EU)域内への移民希望者は「安全な第三国」に移送され、申請内容が認められればその地で保護を受けられmあす。

そのうちの一部については、「脆弱(ぜいじゃく)な個人を対象とする人道枠」を通じて域内への受け入れが認められる可能性もあります。

EU域内への移民希望者は急増しており、昨年は100万人超と、7年ぶりの高水準に達しました。シリア、アフガニスタン両国出身者が引き続き主流を占めています。

欧州ではEUを離脱した英国が、不法移民をアフリカ・ルワンダに移送する方針をすでに決めました。EU加盟国ではイタリアがアルバニアとの間で、地中海で救助した移民・難民を同国に設置する収容施設に移送する協定を結びました。

欧州議会選は6月6~9日に実施されます。(AFP)

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