(VOVWORLD) -これは、2023年9月にベトナムとアメリカの関係が戦略的な包括的パートナーシップに格上げされてから、初の政治・安全保障・国防対話となっています。
Quang Hòa/baoquocte.vn撮影 |
26日、ハノイで、ハ・キム・ゴック外務次官とアメリカの軍備管理・国際安全保障担当のボニー・ジェンキンス国務次官は、第13回ベトナム・アメリカ政治・安全保障・国防対話を主催しました。これは、2023年9月にベトナムとアメリカの関係が戦略的な包括的パートナーシップに格上げされてから、初の政治・安全保障・国防対話となっています。
席上、ゴック次官は、ベトナムがアメリカを戦略的なパートナーとして位置づけているとともに、アメリカが「強靭・独立・自強・繁栄」のベトナムを支持することを歓迎しました。また、双方に対し、戦略的な包括的パートナーシップの枠組みを深化させるために、連携を強化するよう求めました。
一方、ジェンキンス国務次官は、アメリカが戦争後遺症の克服、ダイオキシン汚染除去、地雷・不発弾の除去、戦没者遺骨の模索、収集、身元特定のために、引き続きベトナムを支援していくと確認しました。同国務次官によりますと、アメリカは、人材育成、軍医、平和維持、テロ・サイバー犯罪・ハイテク犯罪の防止対策などを含む国防・安全保障においてベトナムとの協力を強化していくとのことです。
なお、双方は、地域と世界の平和、安全保障、協力、および発展のために協力を強化することで一致しました。ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)の課題について、双方は、海上の平和・安全保障・秩序の維持、航行の自由の推進の重要性を共有し、国際法、とりわけ、1982年の国連海洋法条約に則って、武力による威嚇又は武力行使を回避し、海上でのあらゆる紛争を平和的に解決するという原則を強調しました。