加盟21カ国の指導者

開会式で、演説に立ったチャン・ダイ・クアン国家主席は「1993年11月の第1回APEC首脳会議で、経済協力を基礎に、投資・貿易障壁の排除を目指す方針が明らかにされた。自由で開かれた貿易・投資、経済統合、多国間貿易推進を2020年までに実現すると掲げたボゴール目標はAPECの長期的な方向となり、数百もの協力分野を開いた」と強調しました。

クアン主席は次のように語っています。

（テープ)

「第4次産業革命は発展と刷新にかつてない大きなチャンスをもたらしています。持続可能な開発のための2030アジェンダは歴史的意義があり、持続可能な発展に向けての国際協力の促進に長期的な方向を定めました。こうした背景の中でAPECは牽引役としての役割を発揮して、グローバル化と経済成長の恩恵を全国民が共に享受できるように、貿易・投資推進の新たな原動力を探る必要があります。これにより、我々はアジア太平洋の平和、安定、結合、繁栄に貢献するでしょう。」

「新たなダイナミズムの創出と、共通の未来の促進」をテーマに第25回APEC首脳会議ではAPECが直面している試練や地域と世界の経済展望、困難の解決策などについて討議が行われました。