会議の様子

この10年間、文化外交を担当しているファム・サイン・チャウ氏はまもなく、在インドベトナム大使館の大使を務めますが、インドとの文化交流促進に力を入れてゆく方針です。チャウ氏は次のように語りました。

（テープ）

「インドへの赴任は私にとって大きな縁だと思います。インドはベトナムとの全面的な戦略的パートナーシップを持つ3カ国の一つで、ベトナムの重要な相手国です。14億人の人口を擁するインドとの協力は潜在力が大きいからです。インドにいる間、両国の国防・安全保障と経済分野での協力関係を促進すると共に、個人としてはインド文化に関する本を書こうと思っています。インドは文化が豊かな国であり、文化の面でベトナムとの類似点がたくさんある国でもあります。文化協力は他の分野での協力促進に弾みをつけると思います。」

一方、在ドイツベトナム大使館は、ベトナム人が多数ドイツに在留していることから、貿易・観光を促進させるとともに、ドイツ在留ベトナム人コミュニティの構築を重視しています。在ドイツのドアン・スアン・フン大使は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは、ドイツ在留ベトナム人に両国の文化交流強化に働きかけるようにしています。また、ドイツ在留ベトナム人は、国の海と島を始め、祖国のことによく向けています。チュオンサ諸島を訪れた人たちからなるクラブがありますよ。彼らは国の海と島を誇りに思っており、国の主権についてよく話しています。」

一方、カンボジア駐在ベトナム大使館は、両国の全面的な協力関係促進を重視すると共に、カンボジアに進出しているベトナム企業の権利保護に力を入れています。ヴ・クアン・ミン大使は次のように語りました。

（テープ）

「大使館は、ベトナム企業にカンボジアの情報を提供する研修会をよく開くとともに、トラブルなどに遭っているベトナム企業を支援しています。また、ベトナム商品のピーアール活動も行っています。大使館は、ベトナム企業を支援するための24時間体制のホットラインを開設しました。」

各国駐在ベトナム大使館は、全方位外交政策を貫徹し、各国との協力関係の深化に取り組んでいます。