米中首脳が電話会談 追加関税引き下げ協議 近く代表会合で一致

(VOVWORLD) -アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席は、5日夜、電話で会談し両国が5月、互いに追加関税を引き下げるなどとした合意に基づき、近く双方の代表が会合を行うことで一致しました。
米中首脳が電話会談 追加関税引き下げ協議 近く代表会合で一致 - ảnh 1(写真:REUTERS/Kevin Lamarque)

また、会談では習主席がトランプ大統領を中国に招待しトランプ大統領も習主席をアメリカに招待したということです。

米中両政府の発表によりますと、トランプ大統領と習近平国家主席は5日夜、およそ1時間半電話会談を行い両国が5月、互いに課していた追加関税を115%引き下げ90日間で協議を進めるとした合意などについて意見を交わしました。
中国側によりますと習主席は「中国は合意を真剣に履行してきた。アメリカは事実に基づいて進展を評価し中国への否定的な措置を撤回すべきだ」と述べ双方が合意を順守すべきだと強調しました。
そして両首脳は双方のチームができるだけ早く新たな会合を開催することで一致したということです。
会談のあとトランプ大統領はホワイトハウスで記者団の質問に対し「とてもよい会談だった。合意のいくつかの点について、主にレアアースにまつわることなどを整理した」と述べ、アメリカ側が中国がレアアースなどの輸出を遅らせていると主張していた問題も解決に向かうとの見方を示しました。
そのうえで「習主席が私を中国に招き、私も習主席をアメリカに招いた。両者とも招待を受け入れた」と述べ、お互いの訪問を約束したとしています。
両首脳の電話会談が公表されるのはトランプ大統領が2期目に入って以降初めてで、緊張が再び高まっていた米中の対立が和らぐ方向に向かうのかどうかが焦点となります。
一方、中国側の発表では習主席は会談で台湾問題についても言及し「アメリカは慎重に対応するべきでごく少数の『台湾独立』分子が両国を衝突と対立の危険な状況に陥れることを避けるべきだ」と強調したとしています。(NHK)

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