米国の対中関税警告で株は1年ぶり安値、国債下落

(VOVWORLD) -7日の欧州株は約1年ぶりの安値に下げました。各国首脳らが関税を巡ってトランプ米大統領との交渉を模索する中、トランプ氏は中国に対し追加関税を警告しました。
米国の対中関税警告で株は1年ぶり安値、国債下落 - ảnh 1(写真:Getty Images)

ストックス欧州600指数は4.5%安です。2024年1月半ば以来の低水準に下げました。ドイツのDAX指数は4.2%安と、一時10%安からは下げ幅を縮小しました。

この日はストックス600の業種別株価20指数はいずれも下落しました。公益事業や保険、化学関連銘柄が特に売られました。今年に入り順調に上昇していた防衛株は下げ幅を縮小して取引を終えました。

欧州債は下げに転じる展開です。米関税措置の一時停止や後退の可能性について観測があり、市場で混乱が広がりました。

市場では欧州中央銀行(ECB)の今年の利下げ見通しが強まり、計78ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)が織り込まれています。先週末から5bp上昇しました。

英国債は総じて下落です。特に長期債が大幅安となりました。トレーダーの間ではイングランド銀行(英中央銀行)による今年の利下げ見通しが後退です。年末までに計71bpと、先週末の計75bpから低下しました。(bloomberg.co.jp)

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