米国、イランの報復「今週の可能性」 イスラエル軍は準備万全を強調
(VOVWORLD) - アメリカのカービー大統領補佐官(広報担当)は12日、イランによるイスラエルへの報復攻撃が「今週に行われるかもしれない」との見解を示しました。
アメリカのカービー大統領補佐官(写真:Getty Images/TTXVN) |
オンラインで記者団に語った内容によりますと、カービー氏は「大規模攻撃の可能性に対して準備する必要がある」と述べた上で、「タイミングに関して、イスラエルと懸念や予測を共有している」と説明しました。
一方、イラン国営メディアによりますと、ペゼシュキアン大統領は同日、「問題の外交解決を重視する」と前置きしつつ、「イランは圧力や制裁に決して屈せず、国際原則に基づいて侵略者に対抗する権利がある」と指摘しました。これは、イスラム組織ハマスの最高指導者であったハニヤ氏の殺害に対する報復として、イスラエルを攻撃する構えを示したものです。
AFP通信によりますと、イスラエルのガラント国防相は、イランおよびイスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点とするレバノンからの「脅威が具体化する」可能性に備え、攻撃と防御の両面で強化を図っていると説明しました。また、イスラエル軍報道官は「いかなる脅威にも即座に対処する準備ができている」と強調しました。(時事通信)