16日、アメリカ首都ワシントンの連邦地方裁判所は、NSA=国家安全保 障局がテロ対策を目的に行っている一般市民の通話履歴収集について、不当な捜索を禁じた合衆国憲法に違反する疑いがあるとの判断を示しました。
NSA本部(写真:Infonet)
リチャード・レオン判事は、2人の市民運動家が起こしたNSAによる情報収集活動の仮差し止めや収集した通話履歴の廃棄などの請求に関連し、プライバシー の重要性がNSAの情報収集による利益を上回る可能性を指摘し、情報収集は憲法の修正4条で禁じられた「不合理な捜索にあたる」との判断を示しました。
NSAの情報収集をめぐっては他にも多くの訴訟が起こされていますが、違憲性を指摘した判断は初めてです。
オバマ政権は控訴する見通しで、NSAの活動が直ちに影響を受ける可能性は低いですが、NSAの活動を合法としてきた根拠が揺らぎかねず、政権に大きな打撃となりました。