(VOVWORLD) - 17日午後、ハノイで開催中の第15期国会第9回会議で、国会議員らは、国の経済・社会情勢について討議を行いました。
会議の様子(写真:Quang Phúc/tapchicongthuong.vn) |
国会議員らは、最近政治局が採択した4本の重要な決議が、制度基盤の「4本柱」として新時代における国の発展を力強く後押しするものであるとの認識で一致しました。具体的には、科学技術・イノベーション・国家のデジタルトランスフォーメーションの飛躍的発展に関する決議57号、新たな状況下での国際統合に関する決議59号、国家発展の要請に応える法制度構築・執行の刷新に関する決議66号、民間経済の発展に関する決議68号です。
北部ランソン省選出のファム・チョン・ギア国会議員は次のように述べました。
(テープ)
「これら4本柱の決議は、あらゆる分野における抜本的改革を導く理論的枠組みを築くものです。これは、成長の原動力やモデルを見直し、内なる力を強化し、自立・自強のベトナム経済の構築につながる大きな機会でもあります。政府には、国内企業の内在的能力を高めることが求められます。ベトナム企業こそが、自立的経済を築くための中核的存在です。国の支援資源を活用できる公共プロジェクトへの参画は、企業の能力強化にとって極めて有効です。したがって、政府は交通、技術、エネルギーなどの大型インフラ事業を含む公共投資プロジェクトにおいて、国内企業を優先する必要があります」
会議では、商工大臣や内務大臣などの政府関係者が国会議員からの質疑に応じ、関心事項について説明を行いました。
(テープ)
「商工省は、ベトナムが加盟する自由貿易協定を企業が効果的に活用できるよう支援しています。ブランド構築や競争力強化、ベトナム製品の市場開拓に取り組んでおり、国家ブランド、地域・地方ブランド、企業ブランドの3段階でのブランド展開を進めています」
国会議員らはまた、国内企業が主要な国内生産段階に深く関与し、海外供給への依存を軽減するため、政府が早急に国内サプライチェーン発展に関する国家戦略を策定すべきであると提言しました。そして、人材が今後の戦略的ブレークスルーのカギとなるよう、政府には人材育成戦略および国家職業スキル向上プログラムの策定と実施が求められるとしています。