(VOVWORLD) - イギリス国内の各地で7日、移民排斥を訴える極右勢力が計画していたデモに対抗し、大規模な反差別デモが展開されました。
2024年8月2日、イギリスのサンダーランドでの暴動中に放火された店舗(写真:Getty Images/TTXVN) |
イギリスでは、先月末に発生した少女3人の刺殺事件をめぐる偽情報をきっかけに、極右勢力が暴力的な抗議活動を展開しており、7日にはSNSを通じて極右団体が呼びかけ、午後8時に国内各地の移民ビザ申請センターや移民法専門の弁護士事務所など100カ所以上を一斉に狙う襲撃が計画されていました。
この計画に対抗し、国内十数カ所の都市で同日夕方までに、移民センターを守ろうと数千人が集結し、「こちらの仲間のほうがずっと多い」と唱えながら人種差別に抗議しました。
7日の反差別デモが今後の転機になるかどうかはまだ不明ですが、この日の暴動は阻止され、政府や地域住民が恐れていた事態は一旦回避されました。
先週末に行われた極右のデモでは、参加者が暴徒化し、数百人が逮捕される事態に至っていました。(CNN.co.jp)