(VOVWORLD) -岸田大臣は「日本はODA=政府開発援助を通じて、ベトナム経済発展を引き続き支援すると共に高品質インフラ整備における協力を強化すること」を明らかにしました。
8日から10日にかけて、ベトナムのファン・ビン・ミン副首相兼外相は日本を訪問しました。訪問期間中、ミン副首相は日本の岸田 文雄外務大臣はベトナム・日本協力委員会の第9回会議を共催しました。
(写真: Vietnam+) |
会議で、双方は両国の指導者が達成した合意の効果的履行を目指す措置とまもなく行なわれるベトナムのグェン・スアン・フック首相の公式訪問の準備作業について意見交換をしました。双方は高級指導者の相互訪問の維持、工業と貿易、エネルギー分野における協力に関するベトナム・日本合同委員会第2回会議が今年6月に開催すること、及び、農業に関する高級対話の早期開催で一致しました。経済協力に関して、双方は工業、エネルギー、農業、気候変動対応、人材育成、労働などの分野における協力を強化することで一致しました。
岸田大臣は「日本はODA=政府開発援助を通じて、ベトナム経済発展を引き続き支援すると共に高品質インフラ整備における協力を強化すること、日本企業がベトナムへの投資を奨励することなどを集中的に行なう」と明らかにしました。
ベトナム・日本協力委員会の第9回会議後行なわれたミン副首相兼外相と岸田外務大臣との会談で、双方はともに関心を持っている地域と国際問題について意見交換をすると共に、地域と国際問題について協力を強化することで一致しました。
ミン副首相兼外相は日本に対し、2020~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国、及び、2017~2021年期のユネスコ執行理事会理事国へのベトナムの立候補を支持するよう提案しました。ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海問題に関して、双方は関係各側がこの海域の原状を変化させる行為や緊張をエスカレート行動、軍事化行動などをしなくて、平和的措置で紛争を解決し、武力行使、または、武力威嚇をせず、国際法を遵守することで一致しました。
日本を訪問期間中、ミン副首相兼外相は安倍首相、大島衆議院議長、JICA=国際協力機構の北岡伸一 理事長と会見を行いました。